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特にスカッとしたくないジャパン

昔から所謂スカッとする体験談的なものが苦手だ。

凄い嫌な奴がいて、嫌なこと言われて憤懣遣る方無くそんな時に側で「たまたま」話を聞いていた誰かが、何か一言気の利いたことを言い返して拍手喝采。言われた方はその気の利いた一言に何も反論できずただぐぬぬと悔しがり…的なやつ。

あれ私はどっちかというと言われた方に感情移入しちゃうんだよなあ…。そんなことを思ってたら10年以上前に天空の城ラピュタに出てくるムスカに感情移入しちゃうという話を書いててその時の日記がこちら

永野のりこ『(ムスカについて)パズーみたいに「地域の人々」に守られていないし、自然にも守護されていない、とけこむべきやさしい世界とカンペキに切りはなされちゃってる、どーしよーもなくさびしいやつなわけ』

ラピュタムスカの視点で見ると、本当に悲しくて悲惨で救いがない話だと思うよ。あらゆる優しいコミュニティと切り離されてしまって、自業自得な部分さえも自分ではどうしようもなくて、人間がゴミのように見えるのもある意味仕方ないと思う。

映画『コレクター』もそういう話だと思います。

ずっと好きだった女の人をさらって監禁するんだけど、彼は彼女に手を出さないし、何もすることが出来ない(原作では確か不能だったと思う)何でも欲しいものを与えて、彼女のために何でもしてあげたいんだけど、けして(当然)愛されないしみたいな。

何が言いたいのかといえば、純粋で無力で誠実な人間が誠実さゆえに救われる物語にはうんざりしている部分があって、そうじゃない優しさから切り離された人間にも、自業自得の枷できつい思いをしている人間にも救いがあってもいいと思うってことかなあ。支離滅裂ですが。

今日、久しぶりTVで泣いた。ほんと救われて欲しいと思うよ。彼らには。』

これから十数年経って今の自分はそこまで純粋でも無邪気でもないんだけど。今は(悪役にも理由があって…とかどっちが善か悪かみたいな話が余りにもスタンダードになりすぎて勧善懲悪の物語が意外と嫌いじゃなかったりする。松井優征魔人探偵脳噛ネウロに出てくる「絶対悪」の話とか)

全然関係ない話だけど、ムジカ・ピッコリーノ見た?あーこういうことか。こういうことなのかーって感じだ。願わくばそこそこの収入を得て美味しいお酒が飲めて美味しいごはんが食べられますように。

どうでもいいけど、この話出てくるおっさんとやらもしかしてはっつぁんじゃね?

『サイゼで泥酔したオッサンが店員に「美しい絵、美味しい食事…素晴らしい」と話しかけていた出来事からわかること』

https://togetter.com/li/1095693